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さよならする本たち&拍手お返事
前回のお引越しでも実に240冊の本が売られていったわけですが、
なぜかまだ大量に本があるのですよね。

私、今回のお引越しが3回目。(修正!違った!4回目だ!多いな!)
この年(20代女子)でこの回数は、まわりの人と比べると多いほうかも。
ここ最近は引越しのたびに意を決して本を売ることにしています。

元々面白そう、と思って買った本たちだし、売るのはしのびない。
けど、そう言っていたら本は増えていくばっかりなんだよちきしょう!
いつかほしいものは図書館なみの書庫です。

引越しはものを捨てるきっかけとして、ある意味いい機会だよね。


というわけでさよならする本たちの一部を思い出に記録。
もうすでに箱詰めしてしまったのはしょうがないとしても、
これから入れるやつの中から幾つか。

そこそこ良くても単独で買った本は、よっぽどじゃない限り
さよなら対象に入りがちなので、ちょっともったいない気はしますが。


前回の引越しでは村上春樹シリーズ江國香織シリーズをかなり
売り飛ばしましたが(よっぽどお気に入りのものを除いて)、
今回は森博嗣シリーズが結構な冊数さよならです。

S&Mシリーズは嫌いじゃなかったんだけど、この人のほかの本を
読んでいくうちに、最近ちょっと違うかなぁと思うようになってきた。
なんつーか独特のセンスが、ちょっと合わなくなってきたというか。
へんなナンセンスギャグ的なものがたまにない?
なので最近離れ気味。

犀川と萌絵の行方は気になりますが。
続きが気になったらまた図書館で探そうかと思っております。
どうしてもやっぱり気になったらまた買おう…。

元々私の中で、ちょい難解系のミステリーの双璧として、
文系京極、理系森、みたいに勝手に位置づけております

そんな感じしない?




森博嗣 
S&Mシリーズその他

化野燐 
人工憑霊シリーズ

神永学 
心霊探偵八雲

沢木冬吾 
愛こそすべて、と愚か者は言った

加藤実秋
インディゴの夜

松尾由美
ハートブレイクレストラン

三浦しおん
むかしのはなし

北山猛邦
『クロック城』殺人事件

寺山修司
ポケットに名言を

ジャスティーン・バレスティア
あたしと魔女の扉



もっといっぱいあるけど面倒だから、手元にメモッてたやつだけ。

『クロック城』殺人事件はちょっと迷った。
これまでにない不思議な世界とミステリーの融合で、
続きを読みたい気持ちはあるが、単品だけで絶対捨てたくない!
というところまではいかないかも、ということで。

ふー。引き続き選別作業と荷造りにかかりまーす。



拍手お返事(以下反転)
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常野物語 エンド・ゲーム/恩田陸 書評
常野物語シリーズ第三弾、エンド・ゲームのレビューです。
光の帝国の中の短編「オセロ・ゲーム」の続きと言っていい作品。


【ストーリー】

「裏返さ」なければ「裏返される」。
正体不明の「あれ」と戦い続けてきた拝島親子。
最強の力を持っていた父親は、ある日裏返されて
どこかに行ってしまった。

彼女たちには「あれ」が人間ではない異質なものに見える。
例えば、腐ったいちごの頭、例えばボーリングのピン。
それぞれのトラウマによって、見え方は違う。

出会った瞬間に裏返さなければ、こっちが裏返されてしまうのだ。
だからいつだって油断はできない。
いつだってこちらが最初に相手を視界に入れなければいけない。

裏返された人間は、すっかり別人のようになる。
激しく抵抗して廃人になる人もいれば、まったく新しい人格と記憶を獲得する人もいる。

父がいなくなり、残された母と娘二人で生きてきたそんなある日、
母・瑛子は倒れ、一族最強の力をもつ娘・時子だけが残された。
時子は小さい頃から母が、「何かあったら電話するように」とメモしていた
番号に電話をかける。そこで出会った「洗濯屋」の存在。
拝島一家と「あれ」との関係、隠された過去が明らかになる・・・。


【感想】


先が気になって読ませていく面白さは間違いなくあるものの、
終盤急いだ感があって、説明不足な感じがあった。
読後感としては不満足。

1つめのどんでんがえしまではいいとしよう。
その後の2つめのどんでんがえしの箇所。
読者置いてきぼりじゃないの?という感じ。
そして大した説明もなく終了。うーん。

途中まで面白いと思わせる要素はあったので、残念な感じ。

恩田陸はよく、読者の想像に任せる狙いでか、
謎を全て解かず曖昧に残しておく、みたいなところあるけど、
今回のこれはちょっと違うんじゃないかな、と思った。
面白さはちゃんと存在してるんだけど、最後の最後、
もうちょっと完成させてほしかった。

読み返してみると
裏返す=自分の色に染める、自分の都合のいい記憶をうえつける、騙す
(ネタバレにつき一応反転で)という意味合いもあるのかな。

それから他の人も書いていたが、
「あれ」と拝島家サイドの関係、結局
「月の裏側」的な展開じゃないかと思った。
(以下ネタバレにつき伏せてます。反転してご覧ください。)
エイリアンからみれば、こちらがエイリアン。
昔恐れていた異人と今は結婚する人も増え、
異なると思っていた種は混ざっていく。

そんな感じで言いたいことはわかるけどね。

お母さん(瑛子)が結局お父さん(肇)とヨリを戻さなかったあたりの根拠描写もなかったし、
瑛子のおばあちゃんは結局なんだったんだ、というところも気になる。
ぽっと出で最後のオチを攫って行ったけど、ほんと説明不足。
肇の自己中さはうっすらとわかったんだけどさ。
それでももうちょっと二人の決別の会話があってもよかったような。
騙されてたし、ずっと捨てられてたわけだから、
根拠はあるっちゃあるんだけど。

時子の潜在能力の大きさは次回作への布石なのかなぁ。
全然活躍してなかったけど。
ぼくのメジャースプーン 辻村深月 書評
辻村深月の作品には透明感があると思う。

この前レビューを書いた「凍りのくじら」もよかったけど、
今回の「ぼくのメジャースプーン」もよかったです。
どんどん好きになっていく感じ。



【あらすじ】

ぼくには他の人にはない不思議な力がある。
声を囁く相手の潜在意識に働きかける能力。

「もしもAをしなければ、Bというひどいことが起きる」
そんな条件提示をして、相手にAかBかの結果を引き起こす能力だ。

偶然その力に気づいたぼくの母親は、
恐ろしい顔をしてその力を使うことを禁じた。


はじめてその力を使った相手は幼馴染のふみちゃん。

明るく勉強も運動もできて話も面白い、
みんなに頼りにされていて誰とでも仲良しだけど、
特定の仲良しはいない。
ブスって言われても利用されても、気にしてる風じゃない
そんな彼女を、ぼくはひそかに尊敬してた。


ある日風邪を引いたぼくのかわりに、
うさぎ当番を引き受けてくれたふみちゃん。
ちょうどその日に小学校で起きてしまった陰惨な事件。

ふみちゃんはショックのあまり心を閉ざし、言葉を失った。


ぼくを心配した母親によって、
ぼくは同じ力を持つ先生のところへ通うことになる。

なぜなら、ぼくが犯人と会う機会を持つことになったから。
そしてその機会を作ったのはぼくの力だから。

先生との対話を通して、力について、
犯人について、犯人に望むことは何かについて考えていく。

彼女のために、ぼくのために、
一体何ができるだろう。



【感想】

10歳のぼくが主人公のせいか、一段と読みやすい気がした。

丁寧な人物描写のおかげで、ふみちゃんを思うぼくにも
すんなり共感できたし、同じ力を持つ秋先生とぼくとの問答は
とても興味深かった。

人間の悪意について、復讐について考えさせられたし、
もし自分ならどうするかと考えた。

とは言え、陰惨な描写がメインなわけでは決してなく、
むしろもっと純粋なこころの動きや、冷静な考察を
丁寧に読んでいく感じ。

色んなエピソードから読み取れるふみちゃんの魅力も
とてもよかった。


秋先生の穏やか風貌とは裏腹の
激しさとか冷たさは嫌いじゃない。
もちろん、ちゃんと優しさを持っている人だからこそだけど。

何より最後に明かされるぼくの覚悟に心を打たれる。

ぼくはまだ10歳の子どもで、
子どもなのに、
子どもだからこそ。

痛々しいほどきれいで透明な想いと覚悟。



関連記事
「凍りのくじら」 辻村深月 書評(レビュー)はこちら。



【ネタバレありあり感想】
読んでない人は回れ右。読んだ人は続きからどうぞ。
秋期限定栗きんとん事件(上)(下) 米澤穂信 書評
米澤穂信の小市民シリーズ3作目。
下巻を今日買って読み終えたので感想を。


【あらすじ】
小鳩くんと小山内さんは小市民を目指す者同士。

人より頭の回る小鳩くんには、
まわりにある問題や謎についつい口を出したくなる推理癖が、
一見小柄で小動物然とした小山内さんには、
自分に危害を加える相手にどこまでも復讐する執念深さがあった。

人にあまりよく思われないそんな性格を直すため、
ふたりは懸命に小市民を目指す。

ふたりは恋愛関係にも依存関係にもないが互恵関係にあった。
しかしある事件を境に、その関係に一度終止符が打たれ、
お互いに別の人と付き合うことになる。

そんなとき、起こる連続放火事件。
ふたりは別れ別れのまま、その事件にかかわっていき
そして最後に…。


【感想】
小山内さんの狼っぷりがもう冴え渡って半端ない。
もはや小市民の志はどこへ、という感じがする。
その情報操作ぶりは小鳩君の賢さにも劣らない。

「そうね、わたしもきっとそう思ってた。」
「この子、他愛ないなって。」

一応ネタバレしないよう一部抜き取ってますが、
こことかもう。
なんていうか輝いちゃってます。本性が。

もうなんていうかむき出し。
狼っぷりむき出し。

もうすっかりお姉さんで、完全上の立場キープです。
そんな小山内さんも魅力的なものの、
もうちょっと猫をかぶっておとなしい彼女も見ていたかった
複雑な乙女心。(乙女関係ないけど)


上下巻通して、これまで一緒だったふたりが接することがほとんどなく、
最後でようやく、といった感じだったのと、連続放火事件という大きな
事件が真ん中にあったことで、これまでよりちょっとお固めなイメージ。
(あくまでこれまでと比べてですが)

ふたりがそれぞれ別の人と恋愛関係になるので、
それはそれで新たな展開として楽しめましたが
欲を言えばもう一声な気もした。

これまでにあった
「恋愛関係じゃないけど、行間にほんのーりとある
 なんともいえない、ふたりの関係についていた色」
っていうのが今回結局粉砕されてしまって、
よりは戻ったものの、前と比べて純粋なまでに計算な
「互恵関係」
に近づいてしまった気がして、
たぶんそこが不満。

誰にも心の動かないふたりが、お互いにだけは
少し動揺してほしいんですが。

あ、でも今回は、最初の頃とは裏腹に、
小鳩君のがやや甘めになってきている気がする。
次回作では小山内さんにもうちょっと小鳩くんへ執着してほしいなぁ。
凍りのくじら 辻村深月 書評(レビュー)
最近注目の作家が辻村深月
最近のお気に入り作家は東野圭吾→伊坂幸太郎→辻村深月ときてるかな。

他にも好きな作家さんはいっぱいいるけど。
それはおいおい。


さて、最初は装丁のきれいさもあいまって
「冷たい校舎の時は止まる」にチャレンジし、なかなか面白かったので
「子供たちは夜遊ぶ」に続き、そして買った「凍りのくじら」

一番好きかもしれません。

とても良かった。
しみじみと深く心に残る、いい本でした。
読み終わった後感動が残って思わず夜中にレビュー書いてしまったほど。


【ストーリー】
藤子・F・不二雄をこよなく愛する、有名カメラマンの父・芦沢光が失踪してから五年。
残された病気の母と二人、毀れそうな家族をたったひとりで支えてきた高校生
理帆子の前に、思い掛けず現れた一人の青年・別所あきら。
彼の優しさが孤独だった理帆子の心を少しずつ癒していくが、
同じ頃始まった不思議な警告が徐々に事件を起こしてゆく。
みなが愛する素敵な"道具"が私たちを照らすとき――。

家族と大切な人との繋がりを鋭い感性で描く“少し不思議”な物語。

【感想】
決してほのぼのした主人公ではなく、
賢すぎて鋭くて、とがっているとも言えるほどなのに
読み終えた読後感がとてもあたたかく、
充足感に満ちている。

最後のほうは涙が止まらなかった。
驚きもあり、なるほど読み返してみれば
そこここにちゃんと伏線(ヒント)が。納得。

おうちでゆっくりと大切に読んでもらいたい作品。


主人公は尊敬する藤子・F・不二雄のことば、
「ぼくにとっての『SF』は、サイエンス・フィクションではなくて
 『少し不思議な物語』のSF(すこし・ふしぎ)なのです。」
に感化され、まわりの人たちをSFで表すことが癖になる。

「少し・憤慨」、「少し・不安」「少し・不揃い」「少し・腐敗」などなど。

頭がよく分析力にも優れ、一見誰とでもうまくやっている理帆子。
でも彼女はどこかさめていて不器用で孤独だ。

理帆子も、その周りの人間も、どこか足らなくて
そしてどこか自分の近くにもいるような気がする。


ファッションとコスメ大好き、舌足らずで物知らずな美也。
「え?天皇陛下って政治家じゃないの?」

大言壮語と責任転嫁が透けて見える、甘ったれな美形の元彼、若尾。
「ふざけてたかどうかなんて、俺、初対面なんだから、言ってくれなきゃわかんないよ!」

いつも何か不満や敵を作り出し、激しく反発することが生きがいの生徒会長、加世。
「理帆子とあの子、全然釣り合わない。やな感じ。」

おとなしくて地味で孤立しており、唯一の友達理帆子にべったりな同級生、立川。
「ねぇ、理帆子ちゃんを私から取っちゃ嫌だよぅ。」

口が利けないがピアノの天賦の才能を持つ男の子、郁也。

そして別所あきらの不思議な存在感。
「理帆子さんって、僕のその好きな人と似てる。」


そんなキャラクターたちと、国民的アニメ「ドラえもん」に登場する
素敵な道具たちが絡み合って、独特の和音を奏でている。
「どこでもドア」「もしもボックス」「カワイソメダル」「どくさいスイッチ」など
章の名前に色んなドラえもんの道具が出てきていて、
とっつきやすく楽しい。

最後にさす光が、とてもあたたかく胸に響いた。



関連記事
「ぼくのメジャースプーン」 辻村深月 書評はこちら。

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好きな作家は伊坂幸太郎、東野圭吾、恩田陸、辻村深月、米澤穂信、荻原規子、茅田砂胡など。
宮部、綾辻、京極あたりもかなり読んでます。

★ゲームはRPG、SLG、ADVがメイン。
最近はDSやフリーゲームが多いかも。
新旧問わずレビューしていくつもりです。

★モンハン(MHP2G)はじめました。
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とりあえずここではひっそり、
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