2017/11
<<10  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30  12>>

*管理ページ* | *Write* | *Edit*

TOP > CATEGORY - 書評

書評の記事一覧
→次
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
さよならする本たち&拍手お返事
前回のお引越しでも実に240冊の本が売られていったわけですが、
なぜかまだ大量に本があるのですよね。

私、今回のお引越しが3回目。(修正!違った!4回目だ!多いな!)
この年(20代女子)でこの回数は、まわりの人と比べると多いほうかも。
ここ最近は引越しのたびに意を決して本を売ることにしています。

元々面白そう、と思って買った本たちだし、売るのはしのびない。
けど、そう言っていたら本は増えていくばっかりなんだよちきしょう!
いつかほしいものは図書館なみの書庫です。

引越しはものを捨てるきっかけとして、ある意味いい機会だよね。


というわけでさよならする本たちの一部を思い出に記録。
もうすでに箱詰めしてしまったのはしょうがないとしても、
これから入れるやつの中から幾つか。

そこそこ良くても単独で買った本は、よっぽどじゃない限り
さよなら対象に入りがちなので、ちょっともったいない気はしますが。


前回の引越しでは村上春樹シリーズ江國香織シリーズをかなり
売り飛ばしましたが(よっぽどお気に入りのものを除いて)、
今回は森博嗣シリーズが結構な冊数さよならです。

S&Mシリーズは嫌いじゃなかったんだけど、この人のほかの本を
読んでいくうちに、最近ちょっと違うかなぁと思うようになってきた。
なんつーか独特のセンスが、ちょっと合わなくなってきたというか。
へんなナンセンスギャグ的なものがたまにない?
なので最近離れ気味。

犀川と萌絵の行方は気になりますが。
続きが気になったらまた図書館で探そうかと思っております。
どうしてもやっぱり気になったらまた買おう…。

元々私の中で、ちょい難解系のミステリーの双璧として、
文系京極、理系森、みたいに勝手に位置づけております

そんな感じしない?




森博嗣 
S&Mシリーズその他

化野燐 
人工憑霊シリーズ

神永学 
心霊探偵八雲

沢木冬吾 
愛こそすべて、と愚か者は言った

加藤実秋
インディゴの夜

松尾由美
ハートブレイクレストラン

三浦しおん
むかしのはなし

北山猛邦
『クロック城』殺人事件

寺山修司
ポケットに名言を

ジャスティーン・バレスティア
あたしと魔女の扉



もっといっぱいあるけど面倒だから、手元にメモッてたやつだけ。

『クロック城』殺人事件はちょっと迷った。
これまでにない不思議な世界とミステリーの融合で、
続きを読みたい気持ちはあるが、単品だけで絶対捨てたくない!
というところまではいかないかも、ということで。

ふー。引き続き選別作業と荷造りにかかりまーす。



拍手お返事(以下反転)
スポンサーサイト
常野物語 エンド・ゲーム/恩田陸 書評
常野物語シリーズ第三弾、エンド・ゲームのレビューです。
光の帝国の中の短編「オセロ・ゲーム」の続きと言っていい作品。


【ストーリー】

「裏返さ」なければ「裏返される」。
正体不明の「あれ」と戦い続けてきた拝島親子。
最強の力を持っていた父親は、ある日裏返されて
どこかに行ってしまった。

彼女たちには「あれ」が人間ではない異質なものに見える。
例えば、腐ったいちごの頭、例えばボーリングのピン。
それぞれのトラウマによって、見え方は違う。

出会った瞬間に裏返さなければ、こっちが裏返されてしまうのだ。
だからいつだって油断はできない。
いつだってこちらが最初に相手を視界に入れなければいけない。

裏返された人間は、すっかり別人のようになる。
激しく抵抗して廃人になる人もいれば、まったく新しい人格と記憶を獲得する人もいる。

父がいなくなり、残された母と娘二人で生きてきたそんなある日、
母・瑛子は倒れ、一族最強の力をもつ娘・時子だけが残された。
時子は小さい頃から母が、「何かあったら電話するように」とメモしていた
番号に電話をかける。そこで出会った「洗濯屋」の存在。
拝島一家と「あれ」との関係、隠された過去が明らかになる・・・。


【感想】


先が気になって読ませていく面白さは間違いなくあるものの、
終盤急いだ感があって、説明不足な感じがあった。
読後感としては不満足。

1つめのどんでんがえしまではいいとしよう。
その後の2つめのどんでんがえしの箇所。
読者置いてきぼりじゃないの?という感じ。
そして大した説明もなく終了。うーん。

途中まで面白いと思わせる要素はあったので、残念な感じ。

恩田陸はよく、読者の想像に任せる狙いでか、
謎を全て解かず曖昧に残しておく、みたいなところあるけど、
今回のこれはちょっと違うんじゃないかな、と思った。
面白さはちゃんと存在してるんだけど、最後の最後、
もうちょっと完成させてほしかった。

読み返してみると
裏返す=自分の色に染める、自分の都合のいい記憶をうえつける、騙す
(ネタバレにつき一応反転で)という意味合いもあるのかな。

それから他の人も書いていたが、
「あれ」と拝島家サイドの関係、結局
「月の裏側」的な展開じゃないかと思った。
(以下ネタバレにつき伏せてます。反転してご覧ください。)
エイリアンからみれば、こちらがエイリアン。
昔恐れていた異人と今は結婚する人も増え、
異なると思っていた種は混ざっていく。

そんな感じで言いたいことはわかるけどね。

お母さん(瑛子)が結局お父さん(肇)とヨリを戻さなかったあたりの根拠描写もなかったし、
瑛子のおばあちゃんは結局なんだったんだ、というところも気になる。
ぽっと出で最後のオチを攫って行ったけど、ほんと説明不足。
肇の自己中さはうっすらとわかったんだけどさ。
それでももうちょっと二人の決別の会話があってもよかったような。
騙されてたし、ずっと捨てられてたわけだから、
根拠はあるっちゃあるんだけど。

時子の潜在能力の大きさは次回作への布石なのかなぁ。
全然活躍してなかったけど。
ぼくのメジャースプーン 辻村深月 書評
辻村深月の作品には透明感があると思う。

この前レビューを書いた「凍りのくじら」もよかったけど、
今回の「ぼくのメジャースプーン」もよかったです。
どんどん好きになっていく感じ。



【あらすじ】

ぼくには他の人にはない不思議な力がある。
声を囁く相手の潜在意識に働きかける能力。

「もしもAをしなければ、Bというひどいことが起きる」
そんな条件提示をして、相手にAかBかの結果を引き起こす能力だ。

偶然その力に気づいたぼくの母親は、
恐ろしい顔をしてその力を使うことを禁じた。


はじめてその力を使った相手は幼馴染のふみちゃん。

明るく勉強も運動もできて話も面白い、
みんなに頼りにされていて誰とでも仲良しだけど、
特定の仲良しはいない。
ブスって言われても利用されても、気にしてる風じゃない
そんな彼女を、ぼくはひそかに尊敬してた。


ある日風邪を引いたぼくのかわりに、
うさぎ当番を引き受けてくれたふみちゃん。
ちょうどその日に小学校で起きてしまった陰惨な事件。

ふみちゃんはショックのあまり心を閉ざし、言葉を失った。


ぼくを心配した母親によって、
ぼくは同じ力を持つ先生のところへ通うことになる。

なぜなら、ぼくが犯人と会う機会を持つことになったから。
そしてその機会を作ったのはぼくの力だから。

先生との対話を通して、力について、
犯人について、犯人に望むことは何かについて考えていく。

彼女のために、ぼくのために、
一体何ができるだろう。



【感想】

10歳のぼくが主人公のせいか、一段と読みやすい気がした。

丁寧な人物描写のおかげで、ふみちゃんを思うぼくにも
すんなり共感できたし、同じ力を持つ秋先生とぼくとの問答は
とても興味深かった。

人間の悪意について、復讐について考えさせられたし、
もし自分ならどうするかと考えた。

とは言え、陰惨な描写がメインなわけでは決してなく、
むしろもっと純粋なこころの動きや、冷静な考察を
丁寧に読んでいく感じ。

色んなエピソードから読み取れるふみちゃんの魅力も
とてもよかった。


秋先生の穏やか風貌とは裏腹の
激しさとか冷たさは嫌いじゃない。
もちろん、ちゃんと優しさを持っている人だからこそだけど。

何より最後に明かされるぼくの覚悟に心を打たれる。

ぼくはまだ10歳の子どもで、
子どもなのに、
子どもだからこそ。

痛々しいほどきれいで透明な想いと覚悟。



関連記事
「凍りのくじら」 辻村深月 書評(レビュー)はこちら。



【ネタバレありあり感想】
読んでない人は回れ右。読んだ人は続きからどうぞ。
秋期限定栗きんとん事件(上)(下) 米澤穂信 書評
米澤穂信の小市民シリーズ3作目。
下巻を今日買って読み終えたので感想を。


【あらすじ】
小鳩くんと小山内さんは小市民を目指す者同士。

人より頭の回る小鳩くんには、
まわりにある問題や謎についつい口を出したくなる推理癖が、
一見小柄で小動物然とした小山内さんには、
自分に危害を加える相手にどこまでも復讐する執念深さがあった。

人にあまりよく思われないそんな性格を直すため、
ふたりは懸命に小市民を目指す。

ふたりは恋愛関係にも依存関係にもないが互恵関係にあった。
しかしある事件を境に、その関係に一度終止符が打たれ、
お互いに別の人と付き合うことになる。

そんなとき、起こる連続放火事件。
ふたりは別れ別れのまま、その事件にかかわっていき
そして最後に…。


【感想】
小山内さんの狼っぷりがもう冴え渡って半端ない。
もはや小市民の志はどこへ、という感じがする。
その情報操作ぶりは小鳩君の賢さにも劣らない。

「そうね、わたしもきっとそう思ってた。」
「この子、他愛ないなって。」

一応ネタバレしないよう一部抜き取ってますが、
こことかもう。
なんていうか輝いちゃってます。本性が。

もうなんていうかむき出し。
狼っぷりむき出し。

もうすっかりお姉さんで、完全上の立場キープです。
そんな小山内さんも魅力的なものの、
もうちょっと猫をかぶっておとなしい彼女も見ていたかった
複雑な乙女心。(乙女関係ないけど)


上下巻通して、これまで一緒だったふたりが接することがほとんどなく、
最後でようやく、といった感じだったのと、連続放火事件という大きな
事件が真ん中にあったことで、これまでよりちょっとお固めなイメージ。
(あくまでこれまでと比べてですが)

ふたりがそれぞれ別の人と恋愛関係になるので、
それはそれで新たな展開として楽しめましたが
欲を言えばもう一声な気もした。

これまでにあった
「恋愛関係じゃないけど、行間にほんのーりとある
 なんともいえない、ふたりの関係についていた色」
っていうのが今回結局粉砕されてしまって、
よりは戻ったものの、前と比べて純粋なまでに計算な
「互恵関係」
に近づいてしまった気がして、
たぶんそこが不満。

誰にも心の動かないふたりが、お互いにだけは
少し動揺してほしいんですが。

あ、でも今回は、最初の頃とは裏腹に、
小鳩君のがやや甘めになってきている気がする。
次回作では小山内さんにもうちょっと小鳩くんへ執着してほしいなぁ。
聖☆おにいさん
今やすっかり有名な聖☆おにいさん。
イエスとブッダのほのぼの下界生活。大好きです。

聖☆おにいさん

こんなに話題になるはるか前に、
「イエスとブッダが共同生活する面白いギャグ漫画があるらしい」、と聞いたときには
なんか神様をバカにしきったシュールな不条理ギャグマンガかと思ってました。
(もしそうならあんまり好きじゃないなぁと思ってた)

でも実際読んでみると、あら、とてもほのぼの。
くすりとくる暖かい笑いで好感触。
大爆笑、という感じではないかもしれませんが、
共感を持てる笑いというか。

割と常識人で苦労性のブッダと
俗世に興味津々な天然イエス。
聖人なだけにどこかピュアなふたり。

ブッダが寝ているとどこからともなく鳥たちが集まってきて
「ち、違う違う、大丈夫!今日はこれ涅槃とかじゃないから!」とか、
お腹をすかせていると動物たちがこぞって自己犠牲の精神で
お皿の上に飛び込んできたりと、宗教ネタ盛りだくさん。

個人的に「私を三度も知らないと言ったなー!」とか好きですけどね。
泳げないイエスが思い切ってプールでもぐろうとしたら
モーゼのように水割れたしね。笑


あと、怒ると光るブッダが最高です。(あと耳たぶ)

無駄遣いをして高いろくろセットを買ってしまったイエス。
うっかり受け取って高い代引き料金払ったブッダが振り返って
「光が漏れないようにカーテンしめといてくれない?」
と言った顔が超怖い。
いつもは穏やかなのに!

「私がなぜ光っているかわかりますか?」とかマジ怖いです。
でも笑っちゃいました。

喜ぶと石がパンに、
がまんすると聖痕から血が出ちゃうイエス。
笑うといばらの冠に花さきますから。

でもこれ、元ネタがわかってるとかなり面白いけど、
逆にわからないと微妙なのかなぁ。
私はおうちがキリスト教で幼稚園や学校もそれ系なとこだったので
聖書ネタはわかるし、手塚治虫のブッダがおうちにあったおかげで
仏ネタもかなりわかったので楽しかったですが。

軽く起こしちゃう奇跡が素敵。
Tシャツの文字(シッダールタとか大工の子、とか)にも注目。

カウンター
カテゴリー
プロフィール

コトノハツムギ

Author:コトノハツムギ
本とゲームと映画が好き。
heart orangeサイト案内はこちら。

★本はミステリー、ファンタジーがメイン。
好きな作家は伊坂幸太郎、東野圭吾、恩田陸、辻村深月、米澤穂信、荻原規子、茅田砂胡など。
宮部、綾辻、京極あたりもかなり読んでます。

★ゲームはRPG、SLG、ADVがメイン。
最近はDSやフリーゲームが多いかも。
新旧問わずレビューしていくつもりです。

★モンハン(MHP2G)はじめました。
heart orangeプレイ日記を最初から見る。

とりあえずここではひっそり、
ゆるゆると自由に…。

◆コメント、TBは基本的に大歓迎です。スパム防止のため承認制にしていますがお気になさらず。古い記事でもお気軽にどうぞ。

◆リンクはフリーです。(ただしアダルト関係はお断りいたします。)

詳しいプロフィールは↓の画像を
クリックしてどうぞ。


ブログ内検索
お気に入り 
気が向いたときに押すボタン
面白かった!とか気が合うねって人、 気が向いたら応援代わりにぽちっとな。
記事リスト
書評の記事
→次
過去記事の紹介
┗またもやお久しぶりの更新ですが、実は今妊娠しています。7ヶ月目にはいったところ。予定日は9月中旬で、だいぶおなかも大きくなってきました。今年の抱負に「子供を作る
┗やばい。気が付いたらもう1年くらい放置しているではないか!!最近の記事こんなんばっかでごめんなさい。久々に近況でも書いてみる。でも書き出してみて気付いた。ブログ
┗いやぁお久しぶりです。明けましておめでとうございます。まあなんて言いますかブログ名通りひそやかに再開してみる。なんかわかんないけど書き散らしたいの。ストレス発散
┗ゴッドタンの第2回(だよね?うろ覚え)タニームマッチ、3回もみてしまいました。ゴッドタンはこれを見るために見ていると言っても過言ではないかも。今一番好きな芸人は
┗ちょっとした贅沢として買っちゃいました。AYURAのメディテーションバスα。@コスメでも1位の、癒される入浴剤です。こういうアイテム投入するだけで女子気分あがっちゃう
記事ナビ
月別アーカイブ
最新コメント
LINK
リンクに追加する
ボットチェッカー
Yahoo!ボットチェッカー MSNボットチェッカー Googleボットチェッカー
RSSフィード
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。